プラモデルやジオラマが好きな方なら、一度は「ウォーハンマー」という名前を見かけたことがあるかもしれません。
ウォーハンマーは、自分で組み立てて塗装したミニチュアを使って遊ぶテーブルトップ・ウォーゲームです。
市販のミニチュアを組み立てて、思い思いの色で仕上げるだけでも十分に楽しいのですが、ウォーハンマーではそれが「ゲームの駒」にもなります。
各ユニットには個性的な能力や特性が設定されており、自分のペイントしたモデルが命を得たように戦場で動き出す・・・そんな情景が味わえます。
その中でも、ファンタジー世界を舞台にしたシリーズが『ウォーハンマー:エイジ・オヴ・シグマー(Age of Sigmar/AoS)』です。

SFの「40K」と、ファンタジーの「AoS」
ウォーハンマーにはもうひとつ、『ウォーハンマー40,000(40k/フォーティーケー)』という人気シリーズがあります。
こちらは遠い未来の銀河を舞台にしたSF世界で、人類とエイリアンたちが激しくぶつかり合う、壮大なスケールの物語です。
一方、AoSは剣と魔法の世界。
神々とモンスター、そしてヒーローたちが覇を競うファンタジー世界が広がっています。
「ファンタジーの世界観が好き」「ドラゴンや騎士、アンデッドを自分で塗ってみたい」・・・そんな方には、このAoSがとても魅力的に映ると思います。

自分が塗ったモンスターが敵軍の猛攻を防ぎきった瞬間など、まるでモデルに魂が宿ったような気分になります。
AoSはルールがわかりやすく、初めてでも遊びやすい
私自身、もともとはSFの「ウォーハンマー40K」からミニチュアゲームを始めました。
AoSを遊んでみると、ルールがよりシンプルで、初めての人にもとっつきやすい印象があります。
戦闘の流れやダイスの扱いなど、ウォーハンマー共通の基本を押さえておけば、すぐにゲームを楽しめます。
ウォーハンマーはスターターセットや少数のモデルで遊べるルールも充実しているので、「まずは雰囲気を味わいたい」という人にもおすすめです。
AoSのデメリット
一方で、ウォーハンマー40kと比較したときのAoSのデメリットもあります。それはプレイヤー人口が少ないこと。
特に国内ではSFチックな見た目で人気のある40kのほうがプレイヤーが多く、静岡ハンマーでは4:1くらいの比率です。ゲーム会では40kが6~8卓に対してAoSは2卓くらい。
とはいえ、両ゲームを楽しんでいるメンバーも多く、対戦相手に事欠くようなことはありません。何より、やっぱりAoSの世界観が好きな方はこちらをやったほうが絶対楽しいです!
まとめ
AoSは、ファンタジー世界の魅力とミニチュアの造形美が合わさった、まさに“遊べる模型ホビー”。
作って眺めて、そして動かして楽しめる、そんな奥が深いゲームです。

さて、次の記事では、AoSを始める方法を紹介していこうと思います。


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